イチロー選手が世間から注目されたのは1994年、史上初の年間200本安打を達成したころからのはずだ。その翌年1995年は阪神淡路大震災が起こった。
田中マー君が無敗でレギュラーシーズンを終えたあの年、楽天が日本シリーズを制覇して星野監督が「被災地に元気を届けたかった」と言ってたのは記憶にまだ新しいところだと思うが、イチローがNPBでバシバシ記録を作り始めたころ、今はなきオリックスブルーウェーブでは「頑張ろう神戸」を合言葉に被災地を元気づけていた。
この頃僕は小学生。ソフトボールもはじめてイチローすげぇなと眺めていた。振り子打法が一世を風靡し、真似する小学生もたくさんいた。
そして、1995年は野茂英雄が渡米。ドジャースでトルネード旋風を巻き起こしていた。
イチローも2000年にマリナーズに入団。今では高校生のうちからメジャーリーグを目指す選手も多いが、イチローが野手としては初のメジャーリーガーになった。
「レーザービーム」で世間を賑わし、ヒットを撃ちまくるイチローを世間は「ウィザード」と呼んだ。
2009年、はワールド・ベースボール・クラシック。
僕は当時宮崎県に住んでいたので、サンマリンスタジアムにキャンプを見に行った。
選手としてのイチローを見たのはこれが最初で最後。
テレビで見たあのスイングは今でも心に残っている。
優勝を決めたあのセンター前ヒットは多くの人の胸に刻まれているだろう。
イチローの言葉や野球への向き合い方は野球だけでなく他のスポーツ、ビジネスマンに参考にされている。
そのなかで僕が一番好きな言葉が
小さなことを積み重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道
という言葉だ。
偉大な功績を生み出すにはそれを支える努力が必要だ。
薄紙を1枚1枚積み重ねるような努力をして高みに登る。
僕もそんな努力ができればとあれこれやった結果、KagoshimaniaXという地元では割と知られるネットメディアを育てることができた、まだまだ道半ばだけど。
僕はブログやネットメディアやSNSのコツなんかを聞かれて「とにかく正しいことを続けていくことが重要」と言っているが、イチローのこの言葉から由来している。
メジャーリーグの開幕戦を花道に、それを故郷の日本で開催できるというのはイチローの偉大な功績へのリスペクトにほかならない。
イチローは「とんでもないところに行けたな」と満足してるんだろうか。
プロ野球選手としてのキャリアは平成最後の2019年に終えることになるけども、まだまだ尊敬していきたい人の一人だ。
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