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インターネットに集まる善意は「私有」されているかもしれない

3.11で検索すれば1件に付き10円寄付するよ!

素晴らしい取り組みである。

 

実際にこの取組に賛同して検索してみると

「この人は検索するくらいならやったるで」

という人だという情報が残る。

 

そして、そういう人達はネットでこんなものを買っている、みたいな情報がビッグデータとして販売されたり広告に生かされたりする。

 

大手のSNSの中の人達はこれで儲かってるっぽい。

 

人の善意を金にして!と叩くのは簡単だけども、そういう善意が大きくなっていくのは世の中を変える力になるという意味ではいいことでもある。

 

SNSでは人の善意、あるいは悪意も含めてコモンズ的に集約されることもある。

それは基本的には誰の所有にも属さないけども、それを飯のタネにする人もいるという意味ではその情報を集約しているSNSの中の人達のものになったりしかねない状況だ。

 

しかも、それはコントロールが可能だ。例えば、3.11ってみんな検索してることにして、意図的にトレンドワードに掲載すれば、みんな「ああそうなんだ」と乗っかっていく。これは明らかに問題だ。

 

そうなれば世の中的にいいことだということもありえるけども、それがコントロールできるというのは、悪いことでもある。

誰かが意図的に世の中をコントロールできるというのは大変危険なこと。

 

フェイクニュースも世の中の意思をコントロールするために生まれている事が多い。

 

世の中は意思を持つのは変えられない。人間である生き物である以上「生きたい」という意思が基本的には本能として組み込まれている。

 

本来みんなで共有されるべきものが意外とだれかの「私有」になってることって結構あるよ。 

 

 

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