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PRプランナー検定試験1次試験に合格するために僕がやったこと

2022年8月に実施されたPRプランナー検定試験1次試験に合格しました。
受験の経緯などあるのですが、そのあたりは3次試験まで合格できたらお話しようと思います。
今回は1次試験合格に向けてやったことなどをご紹介させてください。

■試験概要について
・日本で唯一の「広報・PR」に関する検定試験
色々調べてみましたが、広報・PRを主眼にした検定・資格試験はこれだけな気がします。
1次試験に合格して、審査など経て登録してもらえればPRプランナー補資格という資格がもらえます。

・合格率について
2007年〜2022年8月まで実施された本試験の合格率は平均74.9%。
初回(96.1%・初回の試験はこんなもんすね)と2016年実施の第18回(49.6%・なにがあった?)を除いて80%〜60%台で推移している模様、隔年現象(難しかった次の試験が簡単だった、またはその逆)も定型的な動きは見受けられないので、その時々である程度合格率は変動しているという理解でよいと思います。
合格者の年代別内訳、社会人が75〜80%、学生51%、20代が66.5%
30、40代は80%を超えているという数字になっています。
広報関係の仕事をしている、することになったであろう人が受験しているところを見ると、ある程度広報の現場を見て知識や素養みたいなものを身に着けている大人が受かりやすいような気もします。あとは、実務に活かしたいというモチベーションが高いというのも30、40代の人の合格率が高い要因ではないかなと予想しています。

■試験対策について
・教材
「公式テキスト」「問題集」「公式サイト掲載の例題」に加えて試験対策講座(有料)があります。
僕は講座は受けなかったのでわかりませんが、試験を作っている団体の講座なので合格が近くなるものであるのは間違いないような気がします。
2次試験までは暗記でなんとかなるはずなので僕は2次試験までは独学でいきます。
テキストと問題集と例題で十分合格可能です。

・テキストのとっつきがわるい
高校・大学受験や受験者の多い国家資格などはテキストの解説本や用語集や問題集のようなサブ教材も充実していますが、本試験は発売されているものでもテキストと問題集のみです。
テキストは叙述的な大学の教科書のような体裁になっており、効率的に知識を身に着けるために使うのには多少とっつきが悪いように感じました。

・僕がやった勉強法
①写経
まず最初にやった勉強、テキストの文章や図表をほぼもれなくノートに書き写しました。
ある程度やりながらペースも見えてきて、2週に3章くらいペースに落ち着きましたが、とてつもなく効率が悪く3ヶ月くらいかかりました。アナログで非効率に見えますが、後で見直すときに自分の字だとやった感もありますし、なかなか勉強したくないなというときでも、テキストを書き写すという行為が勉強になりますので、継続していくためにも有用な勉強法であると僕は思っています。

②7回読む勉強法
今話題の勉強法の一つ。
書籍もあるようですが、ブログ記事なんかもあるようなのでググってみてください。
僕の場合は1回目を写経、2〜3回目を写経したものにマーカーを引くなど、4回目以降は次にご紹介する目次を見ながら知識の確認をするという勉強をやりました。

③目次勉強法
記憶を強固にするために、ロジックツリーというものを作る手法がありますが、体系化されたテキストを学ぶ場合は本の冒頭にある目次を活かすのがよいという勉強法です。
今何を勉強しているのか、全体から見てどういう位置づけなのかを知ることで記憶はより強くなっていくはずです。
僕は目次をワードに打ち込んでプリントアウトしてメモなどを加えて持ち歩くようにしました。
目次を見ただけで「こういうことを書いていた」と思い出せるようになればちゃんと勉強したなという感じもしてきます。

・問題は少ないがやっておくべき
問題集、公式サイトの例題が問題として入手可能ですが、数はかなり少ないので知識の確認というよりは傾向の把握という意味合いで活用しましょう。
テキストの中から割と細かく聞いてくることがわかるはずです。
また、例題の中から似たような問題がでることも多いよう(僕が受けた回もありました)なので、やってみるだけでなく知識として抑えておくことも重要です。

・満点は目指せない
テキストには年号や人名などかなり細かい記載もあり、それが出題されることもある試験です。
合格ラインは70%ですが、満点など高得点を狙うにはかなり細かく勉強してテキストを丸暗記するくらいの勉強が必要になりますが、それは必要ないと思われます。
なぜなら、合格しても自分の点数はわからないからです。
あくまでも7割とって合格するための試験ということで対策していきましょう。

■試験当日について
・CBT方式で地方にも優しい
本試験はCBT方式という試験で実施されます。
テストセンターに足を運んで解除設置のパソコンを使って受験します。
僕は鹿児島県在住ですが、昔はこういった試験は近くても熊本県、ちょっと良くて福岡県、最悪東京まで行かないと受けられないということもあったのですが、CBT方式のテストセンターは鹿児島にもあるので地元で受けられるのが嬉しい。
この試験だけでなく、地方で色んな試験が受けられるのはとてもありがたい仕組みができたなと思っています。

・試験直前タイムはない
試験30分前から会場に入れるという案内がきます。
僕は10分前くらいに入ったらそのまま試験を受けることになりました。
みんな机に座って一斉に始めるというタイプの試験ではないので、初めての方は心の準備をしていったほうがよいかもです。
直前にテキストを見て・・・という時間はないと思ってよいと思います。

・荷物は少なめに
試験会場には身分証だけ持っていけば良い・・・というかそれ以外は必要ないです。
荷物・手持ちのものはすべてロッカーへ、筆記用具もレンタルのものを使うことになります。
ロッカーも容量が限られているので身軽にして受けにいきましょう。

■おわりに
・合格発表までにマーケ3級を受けてみては
受験から合格発表まで1ヶ月程度あります。
それまで手持ち無沙汰、2次試験の勉強も身が入らないだろうなという方は、マーケティング検定3級を受けてみると良いかもです。
本試験のマーケティング、ブランド分野が役に立つ上に、2次試験のマーケティング分野の勉強にもつながりそうです。
こちらの試験は問題集中心にやる試験です。ぜひ受験されてはいかがでしょうか。
僕は8月試験終了から遊びまくっていたので合格できませんでした。

・この検定、役に立つのか問題
広報・PR分野を学ぶ上での基礎になる知識が身につくと思います。
広報の歴史や広報の意味など知っておくと広報を仕事にするにあたっての視野も広がるのではないかなと思うところですが、本当に基礎の基礎なので実務に直結するかと言われたらまた別な意味合いであると思います。
一方で、この試験を受けるための知識が身についていると、広報・PR関連の書籍が読みやすくなったように感じました。
そういう意味でも、広報の入り口の知識を身につけるには役に立ったかなと思います。

また、一緒に学ぶ人が身近にいたり、すでに合格している方が声をかけてくれたり。思った以上に周りの友人たちが応援してくれるなんてことがありました。難易度はそう高くない試験ですが、色んな人が見てくれているなという意味で励みにもなりました。
自己肯定感が足りてない方は、簡単な試験でもいいので合格してみるのは気持ちのいい体験になるんじゃないかなと思います。

・2次試験へ
2次試験用のテキストも揃えて勉強を始めています。
12月に試験、1月に発表。
また合格して勉強法などをご紹介できればとおもっています。

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